勉強方法について

中学生の国語勉強法|問題分野ごとに解説【長文・古文・漢文】

こんにちは、中高生の勉強に役立つ情報を発信しているヤマグチです。

今回は、中学生の国語の勉強方法を分野ごとに解説します。

この記事のポイント

この記事を読むことで、中学生で学習する国語の勉強方法を理解することができます。

中学では、

  • 長文読解(小説・論説)
  • 古文
  • 漢文
  • 文法
  • 漢字

など、さまざまな勉強をします。それぞれの分野で気をつけるべきことがあるので、勉強のポイントをこの記事で理解してください。

この記事では、長文読解・古文・漢文について解説します。

  • 国語の勉強方法がわからず、テストや受験が不安
  • 古文や漢文の勉強方法がわからない

という人におすすめの内容です。

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長文読解(小説・論説)の勉強方法

中学校で学習する国語の文章には、『小説』と『論説』の2パターンあります。

小説:物語形式になっている文章

論説:筆者の考えを述べた文章

2つは全く別の作り方でできている文章なので、問題の解き方も変わります。

まずは、小説と論説を分けて勉強方法を紹介します。

長文読解 小説

小説の文章題を解くときは、3つのポイントがあります。

小説のポイント
  1. 登場人物の心情を本文から読み取る
  2. 本文からわかる情景を確認する
  3. 心情が変わるタイミングを探す

小説は物語形式になっているので、登場人物の心情が問われることが多いです。

なので、①〜③の3つを本文中から見つけることができれば、ほとんどの問題を簡単に解くことができます。

そして、この3つは『必ず本文中から探し出す』ことを徹底してください。

登場人物の心情は必ず本文中から見つけ出すということです。

『私だったらこう思う』という感情はNG

自分の意見で答えを考えることはNGです。

ヤマグチ
ヤマグチ
『この場面はとても悲しい気持ちになるから、主人公も悲しいはず。』という思い込みは問題を解くときは持たないようにしましょう!

登場人物の心情を本文から読み取るために重要になるのが、②③の2つのポイントです。

本文からわかる情景を確認するためには、『いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうした(5W1H)』を確認することがポイントです。

場面が変わるごとに、必ず確認しましょう。

場面が変わるタイミングは心情が変わるタイミングでもあります。

小説の中で多いのは、

  • 天候(晴れ・雨・曇り)
  • 人の行動(走り出す・立ち止まる・思い出す)
  • 季節(夏から冬へ)

などの情景描写です。

授業でも、このような場面や心情が変わるタイミングは必ずチェックするので、ノートを確認してみましょう!

テスト前には、ノートを復習して3つのポイントを確認しましょう。

  • 登場人物の心情
  • 場面ごとの情景(5W1H)
  • 心情が変わるタイミング
ヤマグチ
ヤマグチ
小説は、本文から登場人物の心情を読み取ることが重要!

長文読解 論説

論説は、『筆者の意見を述べた文章』でしたね。

論説文の問題を解くためには、筆者の主張や根拠を見つけることが重要になります。

論説文の問題は、筆者の主張・根拠を明確にする

そのためのポイントは3つです。

論説のポイント
  1. 段落ごとの役割を確認する
  2. 接続詞で話の流れを掴む
  3. 指示語・代名詞が指すものを確認する

論説文では、段落ごとに役割があります。大きく分けるとこの5つです。

  • 主題(筆者の意見)
  • 根拠(筆者の意見の理由)
  • 問題点
  • 具体例
  • まとめ

それぞれの段落がどの役割なのかが理解できれば、問題をスムーズに解くことができます。

段落ごとの役割を知るためには、接続詞についての理解が必須です。

接続詞とは、「たとえば」「しかし」「したがって」などの『文と文を繋ぐ役割をする言葉』のことです。

接続詞にはそれぞれ特徴があります。

「たとえば」の後は、具体例

「しかし・だが」などの逆接の接続詞の後は、筆者の主張が多い

「したがって・つまり」などの後は、それまでの文のまとめ

接続詞を理解することで文章の役割を知るきっかけになります。

文章題に接続詞が出てきたときはチェックをして、どのような役割をしているのか確認しましょう。

また、論説文は指示語の内容を理解することも重要です。

これ・それ・あれ」といった指示語の内容を文章中から探して当てはめるようにしましょう。

指示語の内容をしっかり理解することで、文が伝えたい意味を理解することができるようになります。

ヤマグチ
ヤマグチ
論説文は段落ごとの役割を確認することで問題が解きやすくなります!問題の多くは、文章中の根拠を問う問題なので、接続詞や指示語にも注目しよう!

古文の勉強法

中学生では、古文の勉強も始まります。

小学校の古文とは違い、文法についても学習するので、難しいと感じている人も多いと思います。

ですが、中学校で学習する古文は勉強するポイントを絞ればそれほど大変ではありません。

古文の勉強ポイント
  1. 歴史的仮名遣い
  2. 基礎的な文法
  3. 古文単語

大きく分けると、この3つを勉強しましょう。

歴史的仮名遣いを完璧に理解しよう

古文の授業の中心は、歴史的仮名遣いと文法です。

古文の内容自体は、とても簡単で分かりやすいものが多いので、歴史的仮名遣いや文法が理解できているかが重要になります。

歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す方法には、ルールがあります。

まずは、そのルールを覚えるようにしましょう。

歴史的仮名遣い→現代仮名遣い
  1. 「は・ひ・ふ・へ・ほ」→「わ・い・う・え・お」(語頭と助詞以外)
  2. 「ゐ・ゑ・を」→「い・え・お」(「を」は助詞以外)
  3. 「ぢ・づ」→「じ・ず」
  4. 「くわ」→「か」
  5. 「ぐわ」→「が」
  6. 「ア段+う(ふ)」→「オ段+う」
  7. 「イ段+う(ふ)」→「イ段+ゅう」
  8. 「エ段+う(ふ)」→「イ段+ょう」

この8つが基本的な置き換えのルールです。

定期テストだけでなく、受験でも頻出なので覚えておきましょう。

⑥〜⑧はローマ字に置き換えて考えることもあります。

『けふ→きょう』という風に置き換えます。

「け」はエ段+「ふ」なので⑧に当てはまります。

つまり、「イ段+ょう」と置き換えます。

「け」はカ行のエ段なので、カ行のイ段「き」に置き換え、「ょう」をつけます。

なので、「けふ」→「きょう」となります。

基本の古典文法を理解しよう

古文の文法で知っておく必要があるのは、こちらです。

  • 助動詞
  • 助詞
  • 尊敬表現
  • 係り結びの法則
  • 呼応の表現

この5つを理解すれば、ほとんどの文章は読むことができます。

ワークや教科書に解説があるので、この5つを中心に文法の勉強を進めましょう。

特に、係り結びの法則や呼応表現はテストでも頻出です。

覚える量も多くないため、しっかり暗記しましょう!

古文単語を暗記しよう

古文を読むためには、英単語のように古文単語を覚える必要があります。

ですが、古文単語は英単語ほど量は多くないので安心してくださいね。

授業で勉強した単語を中心に暗記すれば十分なので、コツコツ繰り返しましょう。

特に覚えておくべき単語は、『現代の日本語と意味が違う単語』です。

  • うつくし→可愛らしい
  • ありがたい→珍しい

このような、今とは違う意味を持つ単語は重点的に覚えるようにしましょう。

ヤマグチ
ヤマグチ
今の言葉の意味で考えると全く意味が違った!ということになってしまうので要注意です。

漢文の勉強法

中学校では、漢文についても学習します。

『春暁』や『絶句』など有名な漢詩や『矛盾』など古事成語が中心なので、とても難しい分野ではありません。

文章自体は易しくて、学びがあるものが多いですが、漢文の読み方がわからなければ、点数を取ることができません。

勉強すべきことが理解できていたら、得意分野にすることも可能です!

漢文の勉強ポイント
  1. 返り点を理解する
  2. 漢詩の形式を覚える
  3. 対句・押韻を理解する
  4. 置き字を覚える

この4つを中心に勉強すれば、漢文を正しく読む知識がつきます。

特に、①の返り点の付け方や書き下し方は必ず覚えましょう。

返り点を理解する

漢文には、3つの種類があります。

  • 「白文」:漢字だけが書かれた文
  • 「訓読文」:漢字と読む順番や送り仮名が書かれた文
  • 「書き下し文」:訓読文を日本語のように直した文

問題に出題されるのは、基本2つ目の訓読文です。

そして、この訓読文を読むために必要なのが、『返り点』の知識です。

中学生では、『レ点』と『一・二点』の2つがほとんどなので、これだけは覚えておきましょう。

ヤマグチ
ヤマグチ
『レ点』と『一・二点』の使い方をマスターすれば、文章はスラスラ読めるようになるよ!

漢詩の形式を覚える

漢文の中でも漢詩を勉強するときは、漢詩の形式を覚える必要があります。

漢詩の種類は4種類です。その前に、必要な言葉の意味を確認します。

  1. 漢詩が一行五文字→五言(ごごん)
  2. 漢詩が一行七文字→七言(しちごん)
  3. 漢詩が四行→絶句
  4. 漢詩が八行→律詩

この4つを組み合わせて4種類の漢詩に分類します。

漢詩の種類

①+③=五言絶句

①+④=五言律詩

②+③=七言絶句

②+④=七言律詩

このパターンと言葉は覚えておきましょう。

対句・押韻を理解する

漢詩では、対句や押韻の問題も頻出です。

『対句』:二句が文法的・意味的に何らかの形で対応していること

対句の例:『春望』(杜甫)中学生で学習する対句のある代表的な漢詩です。

第一句:国破山河在(国破れて山河在り)
第二句:城春草木深(城春にして草木深し)

この二句では次のような対比があります。

国↔︎城 破↔︎春 山河↔︎草木 在↔︎深

対句になっているものは意味でも対応しているので、対句表現が出てきたら、どのように対応しているのか確認しましょう!

『押韻』:同じ発音(響き)の字を句末におくこと

押韻を用いることで、読む人や聞く人が心地よく感じることができます。

押韻の例:『春望』(杜甫)

第二句末:深(シン)
第四句末:心(シン)
第六句末:金(キン)
第八句末:簪(シン)

このように句末に同じ「〜イン」という響きの字が置かれています。

五言絶句や五言律詩は、例のように偶数句末の字が韻を踏むように置きます。

七言絶句や七言律詩は、第一句末と偶数句末の字が韻を踏みます。

置き字を覚える

漢文を読むときに、『置き字』に気をつける必要があります。

置き字とは、書き下しや訓読文では読まない字のことです。

発音はしませんが、意味はあるので、それぞれの置き字の意味は覚えるようにしましょう。

而:「〜して」「〜ども」など順接・逆説の意味

乎・於・于:「〜に」「〜よりも」など場所や比較の意味

他にも学習した置き字は意味を覚えるようにしましょう!

中学生の国語勉強法 まとめ

中学生の国語では、文章をただ読むだけではなく、古文や漢文といった馴染みのない分野も学習します。

それぞれの分野で勉強すべきポイントは違うので、今回の記事を参考に勉強してください。

最後に、それぞれの分野のポイントを再度まとめておきます。

小説のポイント
  1. 登場人物の心情を本文から読み取る
  2. 本文からわかる情景を確認する
  3. 心情が変わるタイミングを探す

小説は登場人物の心情を本文中の表現から探すことが重要でした!

論説のポイント
  1. 段落ごとの役割を確認する
  2. 接続詞で話の流れを掴む
  3. 指示語・代名詞が指すものを確認する

論説は筆者の意見や根拠を本文中から探し出すことが重要でした!

古文の勉強ポイント
  1. 歴史的仮名遣い
  2. 基礎的な文法
  3. 古文単語

基礎的な文法内容の勉強を中心に、現代と意味の異なる古文単語の暗記もやりましょう。

漢文の勉強ポイント
  1. 返り点を理解する
  2. 漢詩の形式を覚える
  3. 対句・押韻を理解する
  4. 置き字を覚える

漢文は覚えることが少ないので、点を取りやすい分野です。暗記することをしっかり覚えて、テストに挑戦しましょう!

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